西日のさし傷

灯零(いぬかい)の雑記。心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくる場所。

さし傷 1

中学か高校の頃から使っていたカーペットを捨てることにした。 起床して数時間は初夏のような空気を部屋いっぱいに取り込んで、サンキャッチャーから撒かれる七色の散乱光を浴びて、これ以上にない「日曜の午後」を過ごしていたけれど、そのうち暑さにやられ…